August 12, 2020
今回は CloudFront の費用についてまとめていきたいと思います。
目次
こちらが CloudFront の料金早見表になります。
スプレッドシートでも作成していますので、手元でご利用になりたい場合は、以下のリンクからダウンロードください。
CloudFront料金早見表 - Google スプレッドシート
それでは、費用の内訳を解説していきたいと思います。
CloudFront は他のAWSサービスと同様に使用した分のみ料金が発生します。
この「使用した分のみ」を構成する要素は大きく分けて3つあります。
リクエスト数(HTTP or HTTPS)は、クライアントからの HTTP or HTTPS リクエスト数に対して料金が掛かります。
インターネットへのデータ転送は、CloudFront からインターネット(皆さんが使用しているスマホやPCと捉えてもらってOK。)に転送するデータ量に対して料金が掛かります。テキスト中心のサイトだと、目安としては1回の通信で2MBぐらいになります。
リージョン間へのデータ転送は、AWS内の同じリージョン内でのデータ転送(CloudFront から S3バケット等)に対して料金が掛かります。ただし、リージョン内でのフェッチ(オリジンからの資材の取得)は無料で、POST/PUTのみ別途料金が発生します。
専用IPカスタムSSL
SNI独自SSL(※1)を使用せずに、専用IP独自SSLを使用すると毎月追加で $600(¥64,080) が発生します。日割りでの精算も対応しているのですが、結構な金額になるため、もし専用IPカスタムSSLをご利用になる場合は、注意が必要です。
公式サイト - Amazon CloudFront 独自 SSL
※1 SNIを利用することで、1つのIPアドレスで複数のドメインのサイトを運用できるようになります。
以上で、本記事は終了となります。最後までご覧頂きありがとうございました。